「松戸」の自然と歴史・文化に結びついた行楽・祭り
有史以前から関東平野には、利根川などの河川が江戸湾(東京湾)への流れとなっていた。「荒ぶる川」荒川をはじめとする河川の洪水・氾濫によって流路を変えていた。近世初頭に関東へ配置換えされた徳川家康の治水事業は変化をもたらし、利根川を太平洋側の銚子方面に流れを誘導し、「利根川東遷事業」と呼ばれている。この事業は、「松戸」にとって江戸に近いという場所性を活かすことによって町屋の隆盛と地域形成をもたらした。
また、15代将軍慶喜の名代として弟昭武のヨーロッパ派遣と明治期の「戸定邸」移住があった。「松戸」と徳川家の深い縁が結ばれている。だが、「松戸徳川家まつり」や「松戸市民と徳川家との集い」などの、直接的な関連イベント・祭りが見当たらないように思われる。