東松戸地域の魅力「1日里やま体験会」

低地と台地のある東松戸地域には、自然と関わるスローライフを確立しやすいところがあります。他方、少子高齢化社会の多様な現実も目立っています。この課題解消に向けた動きに魅せられる一面も見られます。

前稿「東松戸地域の魅力-スローライフのすすめ」よりAI作成・編集
<8分21秒>

はじめに -次世代へのつなぎ―

この東松戸地域では山林・森のあるところに宅地化が進み、住宅街は坂道が多く、あちらこちらにあります。

急速に変化する現代社会にあって、人の目や手の入らない自然環境では、樹木の生い茂る山林や森のあるところに、宅地化が無秩序に広がることや、不法投棄のゴミ問題などを抱えています。

坂のある地形が広がるところでは、高齢者に限らず自立的な移動の困難な人にとってはつらい状況で、近くにコンビニなどのない地域には「買い物弱者」の問題などとして指摘されています。

そのような現実問題もある中で、東松戸地域では、「地元住民と行政の連携、ボランティアの推進、市民活動の充実」が一体となった取り組みを進めています。

これまでに東松戸地域における松縁会の活動は、歩いて“街の魅力探し”をしてきました。

その中で市民や移住者などが自然と関わるスローライフを確立できる場として「まつど市民農園」「ゆいの花公園」「紙敷三つの森」「東京都立八柱霊園」などを見出してきました。
 
今回は、東松戸地域の魅力にかかわる事柄に視点をおいて、「次世代へのつなぎ」をする動きを取り上げています。

東松戸地域には豊かな自然環境と交通の利便性に恵まれる特徴があります。
この地域に暮らす方々や移住を考えている人びとにとっては、この特徴を活かしたライフスタイルを新たに築きあげようとする際には、地域社会における持続可能な活動が求められます。

このほど(11.24)松戸市役所と「松戸里やま応援団」の連携によって「1日里やま体験会」が開催されました。次世代の活動につながる研修講座です。その様子を報告します。

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1日里やま体験会の一コマ

「1日里やま体験会」

豊かな自然環境と交通の利便性に恵まれた東松戸地域には新たな動きがあります。

とくに低地と台地の自然地形における土地利用は武蔵野線・北総線敷設に伴う開発によって住宅地に大きく変化しています。
その変化に応じて残された土地には、地主さんと行政側の理解・協力・連携などがあり、ボランティアの「里やま保全活動」によって山林や森を守り、発展させる動きが広がっています。

大都市東京の近郊都市として発展してきた松戸市の中で東松戸地域は、他にない特徴を有しています。

これを活かしていくつかの小稿において「スローライフのすすめ」を推奨してきました。その中の一文について松縁会事務局員が、冒頭のところで表示しましたように、生成AIで“プレゼン風”に解説する作品に仕立てました。解説の中で地名の読み違いなどがあり、編集することを試みました。

生成AI作成のタイトルは「東松戸の過去を未来へ織りなす物語」と題し、ボランティア活動の担う“東松戸の森”が「次世代へのつなぎ」役を果たすという意味をもたせています。

「松戸里やま保全活動」はまさにスローライフの暮らし向きを体現することによって森を守るばかりではなく、地域社会の未来も築いているととらえています。
ボランティアの皆さんが活動をすることは、それぞれの森に関わる大事さとして楽しさ追求・自己啓発などと未来・次世代へのつなぎをすることにあると理解します。

前稿において森のボランティア活動に関わる皆さんのそれぞれの方が、心や意識にある思いや感慨、余韻などを寄せていただきました。スローライフを目指す人びとにとって指針となりうる事柄として参考になったのではないかと思います。

したがって、松戸市役所と「松戸里やま応援団」の連携する「1日里やま体験会」(松戸市里やまボランティア入門講座)は極めて重要な事業企画です。
この企画は、今後に向けて地域社会にある自然の森を守る、活動する人びとをつなぐ、その人びとのライフスタイルを築く上でとても意味があると考えます。
 
この日は紙敷みなみの森に5人の体験希望者が参加されていました。最初に顔合わせ、松戸里やま応援団の説明役、みなみの森担当者が丁寧に体験会の概略を話され、ヘルメットに身を付けてから森の案内をされました。

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ガイダンスの光景
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森の案内を受ける

次に「紙敷みなみの森」の成田スカイアクセス線側出入り口から線路に沿って「紙敷石みやの森」に移動し、代表より説明がありました。その後に、森の中を案内され、併設されている「石みや農園」も見学の場となりました。

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石みや農園見学

次の「野うさぎの森」は松戸市立松戸高等学校野球場脇にある「石みや農園」の隣にあり、「紙敷みなみの森」の続きとして一体となった森になっています。ここでは、担当者説明の後に作業体験の場として設定されていました。

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野うさぎの森作業場

まとめ

東松戸地域の魅力を探して街を歩いてみました。

その結果、この地域には、「1日里やま体験会」や、次の小稿で取り上げる「グリスロ」などの地元住民と行政の連携、ボランティア活動、市民自治活動などの場があり、一体となって未来に向けて「次世代へのつなぎ」を試み、「魅力ある動き」がありました。

東松戸の豊かな自然を守ることや、それを受け継いで活動している方々の思いや感慨などを次世代の人びとにつなぎ、持続可能な地域社会を築いていく活動はたいへん重要な意義を有しています。まさに「まつどSDGs活動」に連動する位置づけにあると認識しています。

<石橋>

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