「松戸ブランド」の普及促進を願って ―補説 ⑦―

「松戸」の自然と歴史・文化に結びついた食材・スポーツ

人間の生き続ける場所は、豊かな食料と住みやすい土地の確保がまず求められる。「松戸」には先進地としての歴史があり、以来、ずっと人が住み続けてきている。都心に近いところでありながら、水辺と田畑・森林の緑豊かな自然と触れ合うことができる都会的な環境にある。

「松戸」は、「矢切ねぎ」「二十世紀梨」で有名な近郊農業地としての利点があり、近年、この地で意外な「レモン栽培」も行われ、その消費に根強い人気もあるという。これらの食材と同様に、他食材の発掘と調理法の研究をしながら食品の開発・普及させることも期待したい。これによって、多くの人びとに食されるようになるならば、人口密集地への販路拡大とともに、「名産品」にふさわしいものとして評価も定着される。

江戸川にはスーパー堤防や河川敷、支流の付帯施設がある。堤防は、散歩道、サイクリングコース、マラソンコース、河川敷には公園、花畑づくり、野鳥観察、カヌー操作など多くの利用法があり、自然になじみ、親しむことができている。これまでにもたくさんの人びとが関わり、楽しんでいるが、さらに首都圏にある自然豊かな「松戸」をアピールできように持続的に発展性のあるスポーツ種目の選定・普及を図り、関係団体との連携・相談をしながら日常化、競技化、行事化などの推進も検討されていくことも必要と思われる。

今日、多くの団体、個人、各種クラブなどによって競技会や練習、イベントなどが展開されているが、各校で盛んなマーチングバンドやチアリーディングをはじめとして、自転車競技・BMXパフォーマンス、スケボーなどを「松戸」の自然と歴史・文化に結びつけたイベントスポーツとして「松戸」を象徴するような事例にするという遠大な企画も検討したい。

そのためには、すでに実施されている吹奏楽応援団における楽器の募集と市民の寄付という活動を活かすことだ。教育委員会と市民のみなさんとの協力などをはじめとする、関係種目の組織的な支援体制を築き、各種関係団体との相談・連携について数年間を見通して構築する必要があると思われるが、どのようなイベントが可能だろうか。

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