テーマ「ふれあい松戸川事業の課題 -通年のにぎわい-」               -仮称「冬季松戸徳川まつり」の提案-

ふれあい松戸川事業の課題カバーイメージ

松縁会は、松戸市の「地域イメージ」(松戸ブランド)向上のため、江戸・東京、江戸川低地と下総台地の近接地という特徴を活かします

提案の骨子

テーマ 「要約」 <その1>            

「ふれあい松戸川事業の課題-通年のにぎわい-」
-仮称「冬季松戸徳川まつり」の提案-

主旨

松縁会は、松戸市の地域イメージの向上と都市ブランド化の確立を目指して活動しています。私たちは特に「江戸川低地と下総台地の近接性」という地理的特徴に注目し、それを起点にまちの再評価とにぎわい創出の可能性を模索しています。

「ふれあい松戸川事業」の課題

現在、松戸市が進める「ふれあい松戸川事業」は、水質保全や親水空間の整備を通じて、通年にわたる地域活性化を目指す取り組みですが、「にぎわいをどう持続させるか」が大きな課題となっています。松縁会もこの問題意識を共有し、市民主体の活動を通してその解決を後押ししようとしています。

松戸のにぎわいと変化

松戸は、縄文・弥生時代から人々が定住し、古代には駅路が通り、中世には寺院や城館が築かれた歴史を持ちます。特に江戸時代には、徳川家にゆかりある地として治水や交通整備の拠点となり、宿場町や水運の港町として発展しました。明治以降は鉄道の開通や人口の流入によって都市化が進みましたが、近年は商業施設の撤退や中心市街地の空洞化が顕著です。旧伊勢丹や映画館の閉鎖は、その象徴的な出来事です。
 
ただし、駅の改築や相模台地区の再整備、「ふれあい松戸川」周辺のカフェ構想など、新たな変化の兆しも現れています。こうした中、松縁会ではAIを活用し、松戸のにぎわい創出のヒントを探るとともに、市民から思い出やエピソードを募集し、「松戸らしさ」の再発見に取り組んでいます。
 
AIからの回答には、都市と自然の近接性や、台地からの眺望など、地形的な特徴に紐づいた郷愁や愛着が表れました。こうした「心の風景」は、にぎわいを創出するうえで重要な要素であり、松戸の魅力再構築に活かせる視点だと考えています。

仮称「冬季松戸徳川まつり」の提案

たとえば、仮称「冬季松戸徳川まつり」や、ドローンによる冬の夜空の演出、心温まる食を軸とした冬季イベントなども構想しています。こうした企画を通じて、冬場の閑散期にも人が集まる機会を創出し、地域に継続的な活気をもたらすことを目指しています。
 
なお、「ふれあい松戸川」は、生活排水によって汚染された坂川に代わる新たな水路として整備され、平成10年度に完成しました。単なる水路ではなく、人が集い、交流する空間としての活用が期待されており、それにふさわしいにぎわいの創出が求められています。

市民と共に「松戸ブランド」

松戸は、東京に近接した交通結節点であり、自然と都市が混在する地形、徳川家との歴史的つながりを持つまちです。これらの特性を再評価し、市民と共に「松戸ブランド」を育て、地域としての一体感と誇りを育んでいくことが、今後のまちづくりにおいて重要であると考えています。

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