東松戸地域の魅力発信をめぐって

はじめに ‐伝承と見どころ-
東松戸地域には見どころがいっぱいあります。
この時季(3月中旬以降)、その一つに「紙敷のさくら通り」があります。東松戸駅から北におおよそ 1.2〜1.5kmにあり、東西に走っています。松戸市の説明によると、延長3.1kmあります。写真は市立松戸高校正門前、八柱霊園南中央門前付近です。
地名の「紙敷(かみしき)」は、その由来に伝承された説があり、興味・関心が高まります。古代末の関東地方で有名な武将平将門にちなむとされ、上屋敷が現在の紙敷にあったという言い伝えです。確かな証拠はないと言われますが・・・。
「上屋敷(かみやしき)」→「かみしき」→「紙敷」という音の変化が起きたとされています。
古代ロマンを呼び覚ます伝説と咲き誇る「さくら通り」の結びつく魅力ある『松戸ブランド』を感じさせる伝承と華やかな道路の歴史空間です。
この「さくら通り」沿いには自然豊かな八柱霊園があり、東京都民をはじめとする多くの人びとがこの時季のみならず年間を通して訪れています。他にも魅力的な自然や公園、史跡などがあります。
紙敷付近の地名
紙敷付近には様々な地名をもつところがあり、「八柱」という地名にかかわる数の一つに「紙敷」の入る歴史的な事実があります。
「紙敷村」は周辺7村(大橋・和名ヶ谷・秋山・河原塚・田中新田・高塚新田・串崎新田)と合併し「八柱村」の一部となっています(明治22年4月1日市制町村制施行)。
その紙敷村は、他の村とともに江戸期には村名としてあったとされ、この付近の低地と台地に暮らした人びとの歴史が刻まれています。

明治初期につくられた「迅速図」にある地名から、この付近の村々は江戸期には存在していたことがわかります。八柱は、現在も「東京都立八柱霊園」の正式名称としてこの付近の地名を象徴する名になっています。

この付近の地名は、歴史的なことがらを思い起こさせるのに意義がありそうです。
明治期に合併した八つの村を構成する八柱村に「~新田」が三つあります。江戸期に米の増産をするため新田開発の盛んな時期があり、これによって名付けられたことが想像されます。
低地と台地を結びつけた新田開発です。人びとの暮らしが住み着いた土地柄の景観に変化のあったことを思い浮かばせます。
近隣の見どころ
この紙敷や八柱などこの付近に暮らす人びとには、「スローライフ」がふさわしい、と取り上げたことがあります。
この「紙敷のさくら通り」の八柱霊園からすぐ近くに「東松戸ゆいの花公園」があります。


松縁会(松戸をゆかりとする人の会)では、昨年(2025)7月より松戸市内の主な景観を紹介する「まつど五十三景」を『松戸あれこれ』コンテンツの一つとして毎週火曜日に取り上げています。現在、38景まで本会ホームページで短文紹介と写真、グーグルマップを掲載しています。
第9景 活況の東まつど市民農園 - 松縁会
第14景 東松戸中央公園 バラエティーな東松戸まつり - 松縁会
第17景 東松戸ゆいの花公園 人・花・人のつながり - 松縁会
第18景東京都立八柱霊園 in 松戸 - 松縁会
第36景 展望台と慰霊碑 - 松縁会第36景 展望台と慰霊碑 - 松縁会
この企画を含む本会活動について公開する中で、1年間のnote記事を整理してみました。その結果に注目しています。
この記事においてnote「全体ビュー」の数値を参考にランキングにしたところ、「東松戸地域の魅力」シリーズが少ない閲覧数の中でも、比較的上位に入りました。
松縁会ホームページ『松戸あれこれ』コンテンツの一つに「地域コーナー」を設けています。情報交換の広場です。これにより地域の事例や事柄が松戸市内外に広まり、活発な意見交換や情報の共有が可能になることを願っています。
魅力の深まり
東松戸地域には特異性があり、魅力の深まりを増しています。先進性や場所性についてこれまでに取り上げてみました。
東松戸地域の先進性「地域コーナー」より発信|松縁会 〜松戸をゆかりとする人の会〜
東松戸地域の場所性「縄文カレンダー」の視点より|松縁会 〜松戸をゆかりとする人の会〜
主に東松戸地域の低地と台地の地形的な特徴をもとに、魅力のあふれる事柄について述べてみました。
自然の森を保全活動するボランティアの方々はじめ多くの人びとがスローライフ的に活き活きと取り組んでこられている状況に注目しています。
多くの方々が森や畑・公園に入られる動機や理由は様々な事由があると受け止めています。
職業や年齢、男女、立場、経験などをはじめとする違いのある方々が一緒に活動しています。三つの森の活動もそうですが、市民農園、「結いの会」を参観させていただいた中で、それぞれに特色のある活動が見られます。
共通することは、自然の空気を吸いながら活動途中や終えた時に「人と人の関わること」に意義を感じていると述べられていることです。
特に印象として強く感じた事例があります。近隣の見どころとして挙げました『まつど五十三景』の「第36景展望台と慰霊碑」においてコメント欄に投稿があったことです。
そのコメント欄には、投稿した方は日頃の活動で、おそらく取り組んでいる「ノルディック・ウォーキング」の目的地を訪ねて撮影した写真をめぐっての事例を触れています。
とても深みのあるコメントとインパクトのある写真提供です。
私たち松縁会活動の役割は、地域で活動している事例や地域の課題などを取り上げて、松戸市内外の方々に周知し、広報することによって「松戸再興」「松戸の発展」につなげていくことです。
1年のまとめをするにあたって、note記事や松縁会ホームページにおいて「地縁と人のつながり」をもとに活動する私たちにとって、たいへん示唆に富む事例となりました。
本会活動にご協力をいただいていることに感謝いたします。
まとめ
今回のタイトル「東松戸地域の魅力発信をめぐって」の中で、これまでの松縁会活動の状況を取りまとめてみました。
具体的には松縁会ホームページにおいて印象深いコメントをいただいたことです。今後における活動の指針となりうると思われる事例を紹介いたしました。
閲覧者がコメント欄に写真掲載の必要を述べられ、管理人がそれに応えて実現できたことと、内容的には地域の自然現象とその被害事例、慰霊碑の紹介、そのコメントによる意見交換・交流などです。
松縁会活動へのいっそうのご理解とご協力をお願いいたします。
<石橋>

