松戸「ランドマーク」の話題から‐松縁会活動公開の1年‐

「ランドマーク」の閉店話
松縁会(松戸をゆかりとする人の会)の発足は、2022(令和4)年中部小学校創立150周年記念時に開かれたクラス会(同小100周年時卒業生)席上の話題からでした。
そのいきさつは、2017年8月26日松戸伊勢丹バンケットホールで行われたクラス会にさかのぼります。デパート最上階展望室の情報です(『松縁会冊子第1章』p9)。
松縁会発足の経緯:松縁会について - 松縁会 スタッフ紹介 - 松縁会
はじめてのnote | 自己紹介|松縁会〜松戸をゆかりとする人の会〜
松戸「ランドマーク」とは
クラス会時の話題では、旧中部小学校跡地に設立された旧松戸伊勢丹デパートの閉店と松戸市街地の“陰り” の状況がクローズアップされました。
柏市や流山市との競合関係にも話題が盛り上がりました。
旧中部小跡地利用による地上20階建て旧松戸伊勢丹展望室は、高度経済成長期以降にまさに遠くから視界に入る「松戸のシンボル」ともいうべきランドマークとなった建物で、卒業生の誇る松戸景観の一つでした。

松縁会活動の目的は、松戸の“陰り”を指摘したクラスメイトの提唱する「松戸再興」、地域の発展です。
『松戸あれこれ』
「晋ちゃん提案」「再開発及び活性化事業」の考え方 - 松縁会
「かずおの一説」「松戸ブランド」の普及促進を願って ―補説 ①― - 松縁会
松戸の魅力発信
松戸市各地には地域特有の魅力があります。
松戸市域の地形は川・低地・台地の特徴があります。そこは市街地、山林・森・斜面林、畑、水田、水門など時代の変化に応じた土地利用です。
「松戸ブランド」の普及促進を願って ―補説 はじめに― - 松縁会
「松戸」の風景にまつわる、人の記憶や心情
人びとの暮らす松戸には、人や他地域との結びつき、支えとなる産業や交通、観光など諸条件の発展が必要です。
人の視覚がとらえる土地柄の風景、景観には思いや考え、気持ちが働き、記憶・印象となっています。時代とともに土地の変化があり、衣食住の暮らしに応じた松戸特有の品やしくみ・文化などの発信は望ましいことです。
「松戸ブランド」の普及促進を願って ―補説 ②― - 松縁会
松戸の魅⼒発信のアイデア - 松縁会
江戸川を越えると東京都です。その利点は、江戸時代前から始まる河川改修工事と幕府の街道整備により水運と水戸街道の宿場町として産業発展をもたらしました。
本会は地縁と人とのつながりを中⼼に、それらの「松戸宿」として栄え、高度経済成長期に東京のベッドタウンとして発展した活気のある「松戸」を取り戻すため「松戸」の魅⼒を次世代へつなぐ“まつどSDGs活動”を進めています。
近代化・都市化に伴う東京近郊都市の松戸市は、高度経済成長期の発展とその後の“陰り”を経て、改めて変化のある新たな地域形成を目指しています。
「松戸ブランド」の普及促進を願って ―補説 ③― - 松縁会
「松戸」の河岸と結びついた食材やこれからの産業・交通・観光 - 松縁会
本会は活動の一つとして松戸への関心や興味を高めるため、「第1回松縁会川柳コンテスト」の企画、作品の公募・審査・発表の運営を行いました。その結果、74名の参加と314作品の応募がありました。
松縁会川柳コンテスト - 松縁会
第1回松縁会川柳コンテスト開催|松縁会〜松戸をゆかりとする人の会〜
第1回松縁会川柳コンテスト結果発表!|松縁会 〜松戸をゆかりとする人の会〜
7月からは毎週火曜日に「まつど五十三景」と題して松戸市内各所を時期に応じて短文紹介し、グーグル・マップの案内、関連写真の掲載をしています。3月10日現在、35景まで取り上げています。まつど五十三景 - 松縁会
松戸市は、東京都ばかりではなく、近隣市町村と接しています。
筆者は利根川改修事業において最初の瀬替えが行われた埼玉県羽生市「会の川」近くの出身です。
『松縁会冊子第1章』の挨拶で、「生まれた羽生市新郷、育った千住、働き始めた松戸、現在住む市川は、いずれも河川沿いの地域にあります。暮らしの中で近隣の流山市・柏市・野田市・浦安市と東京の水辺各区とは河川つながりの重要な地域だけに、人間同士の信頼・協力と地域の協働・発展を不可欠とするものと信じています」と述べました。活動実績・予定 - 松縁会
1959(昭和34)年9月26日伊勢湾台風の風水害体験は、多くの教訓をもたらしました。かつて千住に桜土手のあった自然堤防付近では洪水の被害が少なく、低地の筆者は腰あたりまで水に浸かり、「再びこの思いをしたくない」と強烈な印象が残りました。
東京低地に近接する近郊都市にとって河川流域の低地と台地の暮らし向きには様々なメリット・デメリットがあります。筆者をはじめとする松縁会としては、川と低地・台地に関心を寄せる事柄を踏まえて松戸市特有の課題に向き合う活動に取り組んできています。
なお、これまでに取り上げていない地域もあり、常盤平や相模台の再開発などを含めて今後の検討課題にしたいと考えています。
数値から読み解く
松縁会(松戸をゆかりとする人の会)は、昨年(2025)2月1日『松縁会ホームページ』の開設、3月15日『note』「はじめてのnote│自己紹介」を発信しました。
『note』には26記事を発信し、その後本会ホームページに転載しています。
記事については、本会事務局宛にアクセス状況が日に何回かの更新をしながら表示されています。「全体ビュー」「コメント」「スキ」の項目があり、各記事に「週」「月」「年」「全期間」の数値がわかるようになっています。
これらを参考に発信した記事の数値について「タイトル字数」「全体文字数」「1日当たり閲覧数」などをエクセルで表示してみました(残念なことに「コメント」は投稿がないため項目を外しています)
数値をもとにランキング表示しました。
なお、最新の記事(2026年1・2月公開)は比較の対象から外しています。
| # | 1日当たり閲覧数ランキング | ビュー数 | 公開日数 | 1日当たり閲覧数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東松戸地域の魅力「グリスロ」 | 155 | 80 | 1.94 |
| 2 | 東松戸地域の魅力<スローライフのすすめ> | 206 | 110 | 1.87 |
| 3 | 東松戸地域の魅力「1日里やま体験会」 | 145 | 80 | 1.81 |
| 4 | 注目の東松戸地域 歩いて探る街の魅力 | 308 | 170 | 1.81 |
| 5 | 東松戸地域の魅力-紙敷石みやの森- | 196 | 140 | 1.40 |
| 6 | 松戸市 矢切地区「空・川・道の駅」提唱案 | 326 | 238 | 1.37 |
| 7 | 松戸市「矢切地区」地区計画案(空・川・道の駅) | 265 | 208 | 1.27 |
| 8 | 東松戸地域の魅力-野うさぎの森- | 176 | 140 | 1.26 |
| 9 | 東松戸地域の魅力-紙敷みなみの森- | 171 | 140 | 1.22 |
| 10 | 松戸「ランドマーク 心の風景」募集 | 360 | 319 | 1.13 |
「地域の魅力」系の記事が上位を占めています。住民の関心や他地域から注目する事柄が最も高くなっています。
写真を通して現地の自然や森、歴史や地形などに触れていることが内容として伝わりやすいと思われます。
「よさこい」「川柳コンテスト」などイベント系は、公開直後は伸びていますが、長期的には伸びにくい傾向が見られます。
歴史・文化系の「幸田貝塚」「地域イメージ」は、「地域の魅力」系ほどの関心・興味は見られませんが、地域特有のアピール性はありますので「松戸ブランド」の形成には必要な内容と思われます。
「提案型」系は、専門的な事柄に踏み込んでいた部分もあって関心を寄せる人びとが限定的かもしれません。矢切地区は再開発にかかわるだけに話題性もあり、継続的に閲覧されていると推測されます。
なお、以下のようにアンケートに貴重なご提案をいただいたケースもありますので、紹介します。
ご覧の皆様にご意見、ご感想を寄せていただくことを期待しています。
提言私案
「市川駅や松戸駅と比較し地価が安いものの、若い夫婦、子育て世代が来ない、増えない
理由1.子供のいる家庭が遊べる場所が矢切には少ないため(小さな公園程度)
理由2.医療機関が不足しているため(耳鼻科、精神科がない)
対応案1.
1.景観を損ねない:大きな建造物をつくらない
2.治安を維持する:倉庫の誘致ではなく、人々に癒しを提供する
3.農園を活かす:矢切ねぎを含めたアグリカルチャーとの共存を維持
上記を軸とした 矢切「フィールド・ボタニカル」化構想
周囲の畑や江戸川の自然と境界を曖昧にした「屋根のない植物園」というコンセプトの植物園をつくる (一般的な「温室ドーム型」の植物園ではなく)
市川に動植物園はあるが、松戸にはない。市川動植物園は、車を使い細い道を行くか、駅からバス利用となるため、矢切の外環から近いことの強みとなる。動物園程、ランニングコストをかけずに維持が可能
対応案2. 精神科、耳鼻科の医療機関を誘致
以上のように提言は、本会ホームページ「コメント欄を残す」note「コメント」への投稿が少ないだけにありがたいです。提言やコメントなどを通して広く多くの方々が様々な意見の交換、情報共有の機会にしていただくことを進めます。
タイトル字数と全体文字数
タイトル字数と全体文字数については、筆者の拙い表現力のため、簡潔にまとめることが不得手と認めざる得ない状況です。
5000字を越える記事に「地域の魅力」系で1日閲覧数の比較的多いことを読み取ることができるのは幸いと受け止めています。
「提案型」系の長文は、読む方の負担感が増し、最後まで読み切ることは少なそうで、短文で効率をよくする工夫と努力が求められています。
新しい記事(2026年1・2月公開)は比較的読まれている傾向が見られ、松縁会の認知が上がっている証とも受け止めることができるかと思われます。
まとめ
松縁会(松戸をゆかりとする人の会)活動公開の1年を振り返ってみました。
各記事は、主として江戸川・坂川と低地中央部、北部方面の低地から台地にかけての幸田・小金地区・地域、南部方面矢切地区の低地と台地、東部方面東松戸地域を取り上げています。他地域は今後の検討課題にしています。
各記事については、1日当たりの閲覧数を読み解いてテーマ系から検討し、今後の方向性を見出したいと考えています。
松戸「ランドマーク 心の風景」は早い時期の記事にもかかわらず、安定して1日1ビュー以上を維持しています。タイトルが本会発足に関わる、というテーマ性によるかもしれません。
長く読まれやすい記事として継続的に関連内容を取り上げていく方向性を示していると思われます。
記事の閲覧はたいへんありがたいですが、残念なことがあります。記事の中で、メッセージの寄稿や写真提供、アンケート回答など、もう少し期待に応えていただけると思っていたため、反応の少ない厳しい現実を受け止めています。
松縁会活動は役割と立場に応じて地域事例や課題解決に向けての動きなどを紹介することにより、「まつどSDGs活動」の推進と地域の発展、「松戸再興」を目指しています。
今後、現実的な課題に向き合い方を考えていきます。
今後の方向性
自然の保全活動や観察、交通、少子高齢化、世代間・地域交流、「松戸ブランド」などを軸に、次の事柄を取り上げる予定です。
・松縁会の役割と立場に応じた地域の事例・事柄を紹介
・自然とその季節との関連を紹介
・グリスロの課題・可能性と地元運営組織の紹介
・第2回松縁会川柳コンテスト
・「まつど五十三景」
・松戸ブランドの「人・場所・物語」を紹介 他
<石橋>

